宗教団体の「統一教会」によって人生が狂わされたとして、恨みを抱いて事件を起こした山上徹也容疑者。
安倍元総理への犯行を実行する数日前に、犯行予告とも思われる手紙を送っていたことが明らかになりました。
今回の記事では、
- 山上徹也容疑者が手紙を送った相手は誰か?
- 山上徹也容疑者が送った手紙の内容・全文は?
についてご紹介しています。
山上徹也が手紙を送った相手は誰?
山上徹也の手紙の送り先・ブログ相手は米本和広
2022年7月17日、山上徹也容疑者が安倍元総理を銃撃する犯行予告の手紙をとあるブログの運営者に送っていたことがわかりました。
そのブログの相手というのが、宗教団体を批判するブログを運営しているフリーライターの米本和広氏だったことが判明しました。
宗教団体を批判するブログを運営しているフリーライター・米本和広氏に届いていたことが分かりました。
(引用:テレ朝news)
実は、山上徹也容疑者は米本和広氏のブログをよく閲覧していたようで、実際に会ったことはないそうですが共感する部分が多く、親近感を覚えていたと予想されます。
山上徹也は手紙の前に米本和広のブログにコメントもしていた
実は、山上徹也容疑者は安倍元総理への犯行を行動に移す2年ほど前の2020年に、米本和広氏のブログに対してコメントをしていたことがありました。
驚いたな、山上徹也容疑者は、1年半前以上前である2020年12月16日にルポライターの米本和広さんに「喉から手が出るほど銃が欲しい」として、以下の書き込みをしていたのだ。それからかなり時間が経ち、いきなり安倍さんを狙ったことになる。その間に何があったのか、非常に興味深いことでは、あるな。 pic.twitter.com/sBEVg3OPd1
— 堀雅昭 (@horimasaa) July 17, 2022
犯行予告と言われた手紙の内容は後ほど紹介しますが、そこに書かれていた通りの書き込みがあったことも特定されています。
山上徹也の手紙の内容全文!
そして、以下内容が山上徹也容疑者が米本和広氏に送った手紙の内容・全文になります。
◯◯様
ご無沙汰しております。
「まだ足りない」として貴殿のブログに書き込んでどれぐらい経つでしょうか。私は「喉から手が出るほど銃が欲しい」と書きましたが
あの時からこれまで、銃の入手に費やして参りました。
その様はまるで生活の全てを偽救世主のために投げ打つ統一教会員、
方向は真逆でも、よく似たものでありました。私と統一教会の因縁は約30年前に遡ります。
母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…
この経過と共に私の10代は過ぎ去りました。
その間の経験は私の一生を歪ませ続けたと言って過言ではありません。個人が自分の人格と人生を形作っていくその過程、
私にとってそれは、
親が子を、家族を、何とも思わない故に吐ける嘘、止める術のない確信に満ちた悪行、
故に終わることのない衝撃、その先にある破壊。世界中の金と女は本来全て自分のものだと疑わず、
その現実化に手段も結果も問わない自称現人神。私はそのような人間、それを現実に神と崇める集団、それが存在する社会、
それらを「人類の恥」と書きましたが、今もそれは変わりません。苦々しく思っていましたが、安倍は本来の敵ではないのです。
あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません。文一族を皆殺しにしたくとも、私にはそれが不可能な事は分かっています。
分裂には一挙に叩くのが難しいと言う側面もあるのです。現実に可能な範囲として韓鶴子本人、
無理なら少なくとも文の血族の一人には死んでもらうつもりでしたが
鶴子やその娘が死ねば3男7男が喜ぶのか
或いは統一教会が再び集結するのか、
どちらにしても私の目的には沿わないのです。安倍の死がもたらす政治的意味、結果、
最早それを考える余裕は私にはありません。
山上容疑者が送った手紙は、7月7日の岡山の消印が押されていました。
同日には、岡山市内で安倍元総理が参加した演説会があり、市の中心部に設置された防犯カメラに山上徹也容疑者の姿が映っていたことから、当初の予定では岡山市内で犯行に及ぶつもりだったことが伺えます。