エテリコーチの選手使い捨てがやばい!薬物容認ロシアフィギュアの闇!

女子フィギュアスケートで圧倒的強さを誇るロシアの選手たちは、若手選手のほとんどがエテリ・トゥトベリーゼコーチの元で練習をしています。

エテリ組といわれ、フィギュア界では注目を集める彼女たちですが、エテリコーチは選手への指導が厳しいと有名でコマのように使い捨てていると噂されているようです。

北京オリンピックではワリエワ選手のドーピングがきっかけでエテリコーチが注目されていますが、これまでエテリコーチに指導を受けてきた選手の現在若い選手を潰すと言われる選手への扱いなども詳しく解説していきます。

さらに、ロシアと薬物・ドーピングの深い関係についてもまとめました。

エテリ組・コーチの選手の使い捨てが問題に!

2022年の北京オリンピックで、ロシアの金メダル候補であるワリエワ選手ですが、ドーピング検査で陽性反応が出てしまい問題となりました。

このことをきっかけに、エテリコーチは選手をコマのように扱い使い捨てていることが問題視されています。

具体的に、「エテリコーチの選手使い捨て」とはどのようなことなのでしょうか?

エテリ組・コーチの使い捨て指導とは?

エテリ組の選手たちが使い捨てされているといわれる理由について見ていきましょう。

エテリコーチの選手使い捨て①選手生命が短い

エテリコーチは若い選手を育てるのが上手いといわれていますが、コーチとして選手を担当するの期間が他の指導者に比べて圧倒的に短いということで知られています。

エテリコーチは過去に選手についての話の中で、

若い内に活躍してさっさと引退するのがいい

との言葉を残していますので、1人の選手をずっと指導するスタンスではないことがわかります。

エテリコーチの元で活躍していたユリア・リプニツカヤ選手でさえ、2009年〜2015年という6年間の短い期間しかコーチを担当していませんでした。

新たに若い素質のある選手が入って来ると、そちらの選手を優先的に指導するようになっていくため、選手の使い捨てと言われています。

エテリコーチの選手使い捨て②厳しい食事制限

さらに、エテリコーチの指導の中で有名なのが厳しい食事制限です。

過去にエテリコーチから指導を受けていたダリア・パネンコワ選手が、食事制限について語ったインタビューでは、毎日体重計に乗り、100g単位での日々の厳しい体重管理をされていたと答えています。

また、ユリア・リプニツカヤ選手の引退理由は拒食症でした。

ロシアのフィギュアスケート選手ユリア・リプニツカヤさん(19歳)が拒食症だったことを告白し、現役引退を表明した。

(引用:ハフポスト)

体重が増えないように食事は食べず、セルロースの粉を舐めて栄養を摂取していたといわれています。

ロシア人は女性であっても成長してしまうと体が大きくなり、体重が増えるのでジャンプの際に高く飛べなくなってしまします。

そのため、幼い選手の身体が成長しないようにり栄養を取らせず食事を制限しているようです。

食事を摂らないことで栄養不足となり、体を壊したり怪我をしやすくなるため結果的に選手生命が短くなってしまうのです。

そして、成長と共に成績が残せなくなってくると新たな若い選手の指導に変更するため使い回しをするのです。

エテリコーチの選手使い捨て③ドーピング疑惑

今回のワリエワ選手のドーピング発覚で、エテリコーチ(エテリ組)が若い選手ばかりを選んで指導している理由が、ドーピングしても未成年で判断できなかったという理由で試合に出場できるからだったことがわかりました。

ワリエワ選手に出場許可が出たのは、世界ドーピング防止規程で16歳未満の関係者は「保護されるべき者」であると示されているからというものでした。

つまり、エテリコーチの門下生・エテリ組はドーピングをしても大会に出場できる未成年をメインに育成しており、年齢が高くなってドーピングできなくなった選手は指導から外して使い捨てるという仕組みのようです。

エテリ組がドーピングをしていると言われる5つの理由については、さらに詳しくこちらの記事でまとめてあります。

エテリ組のドーピング疑惑の真相は?過去に違反した選手も!?エテリ組ドーピング疑惑の5つの理由!ロシアの薬物問題&過去の不正選手とは?

エテリ組・コーチだけでなくロシアが薬物を容認?

エテリコーチに教わる選手がドーピングを違法行為と思っていない可能性があるとわかる発言がありました。

ジュニア選手が「正しいドーピング」という言葉を使っていたことがあるようですので、エテリコーチはドーピングがいけないと教えるのではなく、禁止薬物を正しく使うことを教えていると思われます。

そもそも、ロシアは国家ぐるみでドーピングを隠蔽していたことが発覚し、オリンピックを含めた大会へ国として出場することを禁止されています。

14年ソチ冬季五輪におけるロシアの国家ぐるみのドーピング違反は、16年リオデジャネイロ五輪の直前に発覚した。世界反ドーピング機関(WADA)がロシアの全面的な参加禁止を求めた。

そのため、今回の北京オリンピックでもロシアの選手は「潔白を証明できた選手だけが個人資格で参加。」というスタンスで参加していました。

しかし、ワリエワ選手にドーピング検査で陽性が出てしまった時点で、潔白の個人選手に該当しないため、出場は停止されるべきだったのではないかとの意見が多く寄せられていますね。

▶︎ワリエワの心臓病はドーピングのための嘘?薬の成分や効果は?

今回、ワリエワ選手のドーピングが発覚した際も、ロシアは全面支援を掲げていました。

これでは禁止薬物の使用を容認していると思われても仕方ありませんし、国としてドーピングが違法であるという認識が持てていないことになります。