女子フィギュアのカミラ・ワリエワがまさかのドーピング疑惑で個人戦に出られないことがわかりました。その代役として名前が挙がっているのは、ロシア出身25歳のエリザベータ・トゥクタミシェワです。
近年はロシアではワリエワが圧倒的な存在感でしたが、トゥクタミシェワも選手権2度の優勝実績を誇る実力者でもあります。ワリエワの代役として急遽来日の可能性があるトゥクタミシェワ選手について詳しく解説していきます。
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ワリエワの代役・トゥクタミシェワって誰?
引用:Yahoo!ニュース
団体戦で金メダルに輝いたロシアに激震が走っています。女子メンバーで今大会優勝候補であるワリエワ選手にドーピング疑惑が持ち上がり、一時メダル授与式が延期になっていました。
10日の早朝に、ワリエワ選手のドーピング疑惑により式典が延期になっていることがわかりました。
女子は2/15、27に個人戦が行われる予定でしたが、これによりワリエワ選手の出場が絶望的になってしまいました。その代役として名前が挙がっているのがエリザベータ・トゥクタミシェワ選手です。
ワリエワ個人戦は絶望か
引用:https://www.sponichi.co.jp/
ワリエワ選手は個人戦への出場はほぼ絶望と見られています。
個人戦に出場できないということは、ドーピングを認めたか、ドーピング検査(審議)がまだ続くかのどちらかということになります。真っ白というわけにはいかなそうです…
今回の北京五輪では、女子フィギュアにおいて、男子でいう羽生結弦選手並みに優勝が期待されていたワリエワ選手の欠場に、世界中で激震が走っています。
羽生結弦選手のSPでのミスも衝撃的でしたね…こちらで詳しく解説しています。
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トゥクタミシェワ、緊急来日!?世界から注目集まる
2/15、27に個人戦が行われる女子フィギュア。ワリエワのドーピングが発覚した直後に母国ロシアに連絡が行っているとしても、正味一週間くらいで緊急来日&調整をしなくてはならない事態となりました。
日本への移動は10時間程度と、そこまで絶望的な遠さではないものの、オリンピック不出場から急遽出場になるということで、心身共にベストな状態で臨めるのかどうかはまだわかっていません。
ワリエワの代役・トゥクタミシェワはロシアでは超有名人
引用:https://thedigestweb.com/
トゥクタミシェワはロシアでは超有名な選手です。Liza(リーザ)という愛称でもよばれており、ニュース記事などでも度々目にするニックネームです。
- 2015年→世界選手権優勝
- 2014年→グランプリファイナル優勝
- 2015年→欧州選手権優勝
といった実績をもち、国内外問わず知名度の高い選手です。
幼い頃からの英才教育
4歳半でフィギュアスケートをはじめ、9歳のときの大会で優勝し、当時の名コーチに実力を認められ英才教育を受けます。指導を受けるために、2週間に一度片道27時間(!!!)をかけ、地元から世界的に著名なコーチであるアレクセイ・ミーシンの元へ通ったそうです。
妹はエフゲーニャ・トゥクタミシェワ
トゥクタミシェワには、7つ下の妹がいます。エフゲーニャ・トゥクタミシェワという名前です。
インスタグラムに妹の写真があったので載せておきます!
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向かって左がリーザで、右が妹のエフゲーニャ・トゥクタミシェワさん。
妹、身長大きくない…!!!???
リーザが159センチと割と小柄なので、妹さん175センチかそれ以上ありそうですね。仲良し姉妹みたいです。今はフィギュはやっていない可能性が高そうです。
母子家庭で裕福ではなかった
トゥクタミシェワ選手は、15歳のときにお父さんを亡くしています。その頃すでにフィギュア選手としては著名人であったため、ミーシンコーチの尽力とオリンピック基金の支援によって、母親と(当時)小学生だった妹をサンクトペテルブルクに呼び寄せ、共に暮らせるようになったとのこと。
なお、トゥクタミシェワ選手の憧れのフィギュア選手はロシアの英雄・プルシェンコとのこと。
引用:https://figureskaterus.hatenablog.com/
トゥクタミシェワは大の親日
ところで、エリザベータ・トゥクタミシェワ選手は大の親日家であることが知られています。
2021年3月26日にスウェーデン・ストックホルムで行われたフィギュアスケート世界選手権、トゥクタミシェワ選手の衣装には背中に大きく「愛」という文字が……!!
引用:https://www.sponichi.co.jp/
この大会、日本で行われたわけでもなんでもありません。
「人生で一番大切なものは愛、だからその言葉を入れた」
引用:https://www.sponichi.co.jp/
と、衣装の言葉の意味をインタビューで語っていました。
エリザベータ・トゥクタミシェワ選手は日本が大好きで知られており、この日は「愛」の漢字の衣装を纏い、フリープログラムでは日本をテーマにした曲で演技を披露しました。
結果、2015年から6年ぶりのメダル獲得(銀)となり、喜びの涙を流しました。
大の親日家ということで日本にもファンが多いトゥクタミシェワ選手。ワリエワ選手の代役としてメダル獲得を目指せるか、大きく注目が集まっています。