2022年6月19日に行われた「THE MATCH 2022」の試合後、武尊選手に勝利した那須川天心選手の「負けたら死のうと思っていた」という発言が炎上しています。
世紀の一戦といわれた武尊選手と那須川天心選手の戦いですが、試合前に「遺書」を作成していたことが波紋を広げています。
こちらの記事では、那須川天心選手の遺書内容や動画視聴方法について調査しました。
「THE MATCH 2022」後に炎上となった経緯も詳しく見ていきましょう。
Contents
天心は遺書を書いて命懸けだった!【THE MATCH武尊戦】
2022年6月19日「THE MATCH 2022」の試合後のインタビューで、那須川天心選手が「試合前の気持ち」について「負けたらまじで死のうと思っていた」と明かし、遺書を書いて命懸けで試合に挑んでいたことを明かしました。
以下の動画が、那須川天心選手が遺書について語った動画の一部です。
元々、武尊選手が試合前から「死ぬ覚悟で戦う」という発言をしていたこともあり、それと同じだけの覚悟をもって戦っていたということを伝えたかったのだと思いますが、「気持ちだけではなく本当に死のうと思っていた」という発言もあり、本気で負けたら死ぬつもりだったという発言となっていました。
試合が終わったら死んでもいいと思っていたというほど、武尊選手との試合を夢見ていたという風にも捉えられる発言でもありますが、那須川天心選手の遺書の内容とは何だったのでしょうか?
天心の遺書内容は?【THE MATCH2022】
那須川天心選手は、「THE MATCH 2022」試合後の会見の中で「遺書の存在」について、以下の内容のコメントをしていました。
- 負けたらまじで死のうと思っていた
- 「これ遺書です」という動画を撮っていた
- 次の日をやっと迎えられる
- 今日が人生最後の日だと思っていた
- 武尊選手が死んでもいい気持ちで戦っているのと同じ気持ちだった?という質問に対して、死んでもいいと思っていた(気持ちだけでなく本気で)と回答。
- 生き残れてよかったっす
那須川天心選手が「THE MATCH 2022」の武尊選手との試合に向けて、遺書にどのような内容を残していたのかは明かされていませんが、これまでの言動から以下の内容であることが予想されます。
天心の遺書内容①ボクシングへ転向に向けて
那須川天心選手は、「THE MATCH 2022」の試合を最後にキックボクシングを引退し、ボクシングへ転向することを決めていますので、勝っても負けてもキックボクシング人生最後の試合という意味を込めて、キックボクシング人生を振り返った内容の遺書を書いたと思われます。
これまで、負けなしという記録を更新し続けている那須川天心選手の試合前の覚悟というものは、並大抵のものではないと思われますが、ボクシング転向前の最後の試合ともなれば今まで以上に負けられないという思いが強かったことでしょう。
天心の遺書内容②運営への感謝
また、那須川天心選手の遺書の内容には、「THE MATCH 2022」の運営に向けての言葉もあった予想できます。
今回の「THE MATCH 2022」は、異なる団体の選手が同じリングで戦うという過去に類を見ない試合であったため、武尊選手と戦える舞台をセッティングしてくれた3団体に向けての感謝の気持ちを遺書内容で語っていたと思われます。
天心の遺書内容③家族への感謝
そして何より、那須川天心選手をサポートしてくれた家族に対する思いを遺書の内容にしていたことは、間違い無いでしょう。
天心選手は、「THE MATCH 2022」の試合後にもコーチをしている父親に向けて感謝の言葉を述べていましたが、遺書となれば大切な家族への思いを残していたはずです。
では、実際に那須川天心選手が残した遺書の動画はどこで見れるのでしょうか?
天心の遺書は動画だった!どこで見れる?
那須川天心選手はYouTuberとしても活動していますので、遺書の動画がどこで見れるのかと思った方は多いと思われますが、現時点で那須川天心選手が撮影した遺書の動画は公開されていません。
遺書は、死後のために書き残した手紙・文書ですので、那須川天心選手が「THE MATCH 2022」の試合に勝ったので、遺書として残された動画が世に出ることはないでしょう。
那須川天心選手が本気で試合に負けたら死のうと思って残した遺書であれば尚更、試合後にYouTube動画で試合前の心境=遺書という形で動画にアップするとは思えません。
逆に、試合前の心境を遺書としてYouTube動画で出すのであれば、命を軽く見ているとしか思えませんので、そもそも天心選手が「遺書」という言葉の本当の意味を理解していなかったのではないかと思われます。
今後、本当に天心選手が死ぬようなことがあれば、どのような気持ちで武尊戦に挑んだのか明かされることがあるかもしれませんが、現時点では「THE MATCH 2022」の試合前の心境の遺書が公開されることはないと予想されます。
天心の遺書・死のうと思っていた発言が炎上!
「THE MATCH 2022」で武尊選手との試合後のインタビューで遺書の存在を明かし、「負けたら本当に死のうと思っていた」と発言した那須川天心選手に対して、武尊選手への配慮に欠ける言葉であるとして炎上しています。
天心選手としては、負けたら死ぬ覚悟で試合に挑んでいたというファンに対するアピールだったのかもしれませんが、実際に試合に敗退した武尊選手に死ねと言っていることと同じだ。というコメントがいくつも見られました。
天心が試合自体に勝ったのは明らかで、とやかく言うつもりは全く無かった。しかし終わった後に遺書だの、負けたら死のうと思ってただの口走ったのを聞いて、負けた武尊に最低限のリスペクトが無いから頭に来た。天心は試合後に勝者の価値を自ら落とした。勝者には敗者への振舞いの美学が必要。
— 海乱鬼 (@nipponkairagi) June 19, 2022
天心の試合後のコメントが全てをぶち壊しにしたと感じる。
気持ちが高揚していたのかはわからないが「死ぬ」とか「遺書」とか軽々に口にする者がどうして子供たちに感動など与えられるのか?
そういう覚悟があったのかもしれないが言葉として伝えるべきではなかったね。
感動を冷ました代償は大きいよ— まっくす (@max_accountV) June 19, 2022
天心でさえ
「負けたら本気で死のうと思ってた」
「遺書動画も撮ってた」コレ聞くと
武尊のコレまでの精神や
試合後インタビュー見ると武尊が心配
になって来た— はあと (@motcro) June 19, 2022
天心のファイトは素晴らしかったけどインタビューの負けたら死のうと思ってたってのは完全にいらんかったな…
負けたら死のうと思うことや、遺書の動画撮って覚悟を持つことは自由だけどインタビューで言う必要あったかなー。
天心はこの戦いを子供達に見てもらいたいって言ってだだけに残念かな。— あの時に助けられたモトマック (@moto_mac_) June 19, 2022
このように、那須川天心選手の遺書の発言には多くの批判的な意見が多く寄せられています。
命懸けで戦うスタンスが賞賛されるスポーツ界やそれをかっこいいとする日本人の風潮は、人の命を奪いかねない危ない宗教のようなものと似た雰囲気を持ちますね。
子供達が憧れるべきスポーツ選手の姿は、負けたら責任感からファンに謝る姿でしょうか?命懸けで戦い敗者が死ななければいけない世界なのでしょうか?
そういった風潮をなくして、イキイキとした姿で試合しスポーツは楽しむものであることを伝えることの方がはるかに大事で、これから未来を担う子供達にとって見せるべき姿や世界なのではないかと思われます。
武尊選手が子供達に伝えたかったことは、子どもたちに見せる姿は命懸けで負けたら死ぬことがかっこいいという事ではないはずです。
そうならないためにも、武尊選手はまだまだ現役の選手として活躍し、楽しんで試合をする姿を見せて子供達に夢を届けて欲しいと思います。